「 2016年06月 」一覧

コーヒーゼリー 作ってみた


coffee jelly
 
 
先日の記事(コーヒーゼリーの話)で妄想していた(笑)コーヒーゼリーを、実際に作ってみました。
 
今回のゼリーは、弾力のある固め仕上げで甘くなく、ビターな大人の味のゼリーです。
 
では早速レシピ・・・

「大人の味、ビターテイスト コーヒーゼリー(400g)」

・粉ゼラチン:15g
・水    :150cc
 
・コーヒー(レギュラーコーヒー40g):250cc
 
・砂糖   :小さじ1
 
1.粉ゼラチンは水につけてふやかしておく

 水の量は、経験上多めの水でふやかした方がゼラチンが綺麗に溶けてくれます。
 
2.レギュラーコーヒーをドリップする

 今回は深煎りの豆7:中深煎りの豆3の比で合わせて使いました。
 市販のレギュラーコーヒーでしたら、アイスコーヒー用が良いと思います。
 40gの豆を使って、250cc抽出します。かなり濃いめに出すのがミソです。
 
3.コーヒーに1.で溶かしたゼラチンと砂糖を加え、良くかき混ぜます。

 熱いとゼラチンが固まりにくくなるそうですが、沸騰していなければ大丈夫でしょう。
 コーヒーを冷ましてからだと、ゼラチンが上手く溶けてくれないことがあります。
 砂糖を入れるとコーヒーの苦みが締まって美味しく感じます。ゼラチン臭さも改善されます。

4.容器に流し込んで、粗熱を取った後に冷蔵庫で充分に冷やして固める。
 
5.固まったら適度にカットして、器に盛ってできあがり♪

 お好みでクリームやガムシロップをかけて甘くするのも良いと思います。
 私はこのまま、ブラックで(?)頂きました。
 
この美味しさは、市販品では味わえませんねぇ~
簡単ですので、是非一度お試しあれ。
 
それでは!

 



日本で一番コーヒーが飲まれている都市は?


ドリップは最初が肝心
 
 
コーヒーの消費量を都市ごとに比べたら、どのくらい地域差があるものなのでしょうか?
 
ちょっと気になったので調べてみました。
 
情報ソースは、日本統計局の「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング
(平成25年(2013年)~27年(2015年)平均)」から抜粋しました。
 
 調査対象が県庁所在地および政令指定都市ですが、大体の傾向はつかめるかと思います。
 
この結果、まずは日本で一番コーヒーが消費されていない都市を見てみましょう。

・52位:静岡市(1533g)

・51位:浜松市(1775g) 
 
静岡はお茶どころだからでしょうか?コーヒーの消費は少ないようです。
 
では、コーヒーが消費される都市ベスト10を見てみましょう
 
・10位:堺市(大阪)2807g
 
・9位:福岡市(福岡)2832g
 
・8位:松山市(愛媛)2853g
 
・7位:松江市(島根)2866g
 
・6位:札幌市(北海道)2896g
 
・5位:奈良市(奈良)2992g
 
・4位:大津市(滋賀)3123g
 
・3位:鳥取市(鳥取)3178g
 
・2位:広島市(広島)3262g
 
そして、栄えある第一位は・・・?
 
 
・1位:京都市(京都)3499g
 
 
さすが文化都市 京都、と言ったところでしょうか?
こう見ると、コーヒーの消費量はあまり地域差は無さそうです。
東北勢がここにはいませんが、

・11位:盛岡市、12位:金沢市

と続いていますので、ほぼ地域差は無いと言ってよいでしょう。
まあ、静岡は消費少ないですけれど・・・汗
 
東京はどこ?と言う質問も出てきそうですが、東京都区部は34位でした。
意外・・・
 
東京都区部はコーヒー飲料でも消費量20位ですので、意外にコーヒーを飲まないのですね・・・
コーヒー屋さんをやるなら、都心よりも地方都市の方が良いのかも(汗

という事で、日本の主要都市のコーヒー消費動向を探ってみました!
 
それでは! 



イギリスがEuを離脱して、コーヒーに与える影響


空に向かって枝をのばす
 
 
このブログは、コーヒー専門のブログなのですが、今日の出来事はあまりに大きな衝撃でしたので、昨今の経済事情を絡めて、商品としてのコーヒーについて書いてみたいと思います。
 
本日(2016年6月24日)、イギリスにおける国民投票でEuからの離脱が決まりました。
 
世界経済は上り調子と言うわけでもなく、どちらかと言うと足踏み状態でしたので、一気に景気後退のムードが広がる雰囲気ですね。。。
 
コーヒーは世界的に見ても巨大な市場を形成していますので(約10兆円規模)、景気の動向はコーヒーの価格に少なからず影響します。

農作物なので、天候や病害などに左右されるのはもちろんですが。
 
一番大きな影響を与えるのは、取引量と為替の変動ですね。

どういう事かと言いますと、景気が上向けば消費が活発になりますから、輸入業者は国内在庫を多く持ち、価格を安定させようとします。
景気が後退すると、消費が落ち込むため輸入量が減り、在庫は少なくなり、コーヒーの価格は上昇していきます。
 
スペシャルティーコーヒーはそもそもの国内在庫量が少ないですから、この傾向が顕著に現れます。
 
今日のイギリスの動きを見て、為替は一気に1ドル100円を割りました。。。
現在は102円くらいですけれど。
 
円高が進んだことで、輸入国である日本では、コーヒーの輸入価格は下がる傾向になるでしょう。
 
為替の影響による価格下落と、消費量の変化による価格上昇のバランスでコーヒーの価格は変動していきます。
 
で、コーヒーの価格はどうなるのか?
 
多分ですが、、、
 
「安いコーヒーはより安く」、「高いコーヒーは現状維持か、やや高めになる」のではないでしょうか?
 
景気が後退すると、消費者は安値志向になるので、ディスカウント価格のコーヒーの消費は伸びそうな気がします。
 
一方で、スペシャルティーコーヒーの消費は現状維持か、後退気味になるかなと。。。
 
私はスペシャルティーコーヒーのみを扱っているので、今後の動向はかなり気になります。
 
まあ、景気がどうなろうと安いコーヒーを扱うつもりはありませんけれど・・・

今日は、コーヒーの話というより、経済動向の話題でした!
 
明日からは、よっぽどのことが無い限り、コーヒーの話題に酔いしれていきたいと思います。
 
それでは!