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コーヒーの色々な抽出方法について

美味しく手軽にコーヒーを入れる方法


〇理想的なコーヒータイムを満喫できれば最高。でも・・・

基本的に自分の考える「最も理想的なコーヒー」とは
・コーヒー豆の品質にこだわる
・淹れる道具にこだわる
・淹れる過程から楽しむ
・ゆっくりと時間をかけて味と余韻を楽しむ

以上をすべて満たすものですが、休日の休憩時のように時間が取れるならともかく、平日となるとなかなかこんなことやっていられないというのが現状だと思います。
 
できることなら、サッと手間をかけずにコーヒーを淹れて、片付けも手間をかけずにできるなら毎日でもコーヒーを飲みたい、そんな要望も少なからず聞きます。
 
そこで、できる限り簡単にコーヒーを楽しむ方法を検討してみたいと思います。

〇こだわらなければ、簡単に実現可能・・・
 
単にコーヒーを飲めれば良いという事なら、

「缶コーヒーを飲む」
「インスタントコーヒーを淹れる」

で、忙しい時にもコーヒーを飲むという行為自体は簡単に実現できてしまいます。
しかし・・・

「コーヒーの自家焙煎店が、レギュラーコーヒーを使わないなんて」
 
まあ、それが本当に美味しければ(インスタントでも)良いわけなのですが、やっぱりおいしいコーヒーを飲みたい。
そこは捨てるべきではないこだわりというものです。
 
ということで
・コーヒー豆の品質にはこだわる

これは残します。
それ以外は妥協・・・

ではお手軽にコーヒーを淹れるにはどうしたらよいのでしょうか?
 
〇ドリッパーを簡易タイプにして、カップに直接注ぐ
 
コーヒー豆はこだわるので、それ以外をとことん簡単にすれば良いと思います。
自分が良いと思うのは、簡易タイプのドリッパー。各コーヒーメーカーからいろいろ出ているので、好きなのを選べばよいと思いますが、手間をなるべく省くという意味ではペーパードリップタイプのものが良いと思います。
 
〇仕事場では使い捨てタイプが良い
 
オフィスでも手軽にコーヒーを飲みたいと思う方も多いと思います。
仕事中なので手間は最小限にしたいですよね。

こんな時便利なのが、使い捨てタイプのドリップフィルター
一番良いと思うのは「スマートドリップフィルター」と呼ばれるものです。

これです↓

 
100均にも使い捨てフィルター売っていますが、正直言ってお勧めしません。

何が違うかって?
フィルターの形状が違います。
「スマートドリップフィルター」は円錐状で口が大きいので、粉を入れやすいんですよ。

バッグ状の形のフィルターでは、入れるのに結構コツが必要で、忙しい時の片手間に入れるはずのコーヒーが、逆にストレスになりかねません。

それに、上に広がっているので、たくさん粉を入れてお湯を注いでも結構大丈夫です。
ドリップバッグで濃い目のコーヒーを作るなら、「スマートドリップフィルター」一択です。

粉を入れたら、あとはお湯を注ぐだけ。
最近のポットは湯温を90度に設定できたりするので、温度設定機能があるなら是非湯温は90度にしましょう。

携帯できるコーヒーフィルターがあれば、実はレギュラーコーヒーもお手軽に淹れられます。

じっくり淹れる楽しみと、お手軽に入れる楽しみ。
両方満喫して、楽しいコーヒーライフを送ってみてはいかがでしょうか。

それでは!



てっとり早くコーヒーを淹れる方法


コーヒーには様々な抽出方法があります。
 
もっとも有名で、私も推奨している方法はペーパードリップですが、実はもっと簡単かつ道具もいらない方法と言うのがあります。
 
それはズバリ、
 
「コーヒーの粉を鍋に入れて、お湯に溶かす」
 
実際には粉は溶けないので、上澄みをお玉のようなものですくってカップに注ぐという方法です。
 
この方法は、例えばキャンプで大人数にコーヒーを淹れる場合などで、私が実際に行っている方法です。
コーヒー10人分を一気に作るのはなかなか大変ですが、この方法なら簡単に用意できます。

この時のポイントは、
・使うコーヒーはスペシャルティーコーヒー(安いコーヒーではかえって不味くなる)
・お湯は沸騰させない事(沸騰直前で鍋を火から外す)。
・抽出できたら、粉と液体は可能な限り分離する(上澄みだけ別の容器に移す)事

以上を守れば簡単にもかかわらずかなり美味しいコーヒーを作ることが出来ます。
パーティーなど、大人数にコーヒーを淹れる時にも活用できます。
 
この方法は決してイレギュラーな方法ではなく、浸漬(しんし)法と言ってコーヒーの淹れ方の原点となる方法です。
トルココーヒーは正にこの淹れ方です。
 
鍋でコーヒーを淹れる方法は、中東を中心に現在でも行われています。

イブリックと言うコーヒー専用の鍋を使えば、一人分から淹れることが出来ます。
興味のある方は、是非検索してみてください。

今日は、コーヒーの簡単な淹れ方について、簡単に解説してみました(笑)

それでは!



コーヒー生豆で飲み物?を作ってみた


DSC_0193

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コーヒーは「普通は焙煎されたもの」を頂きます。
 
しかし、発見当初(おそらく10世紀あたり)では、焙煎するという発想はまだなく、豆を直接煮出して「薬として」飲用していたそうです。
 
焙煎を始めたという歴史的な記録は残っておらず、いつから始めたのかは定かではありませんが、倉庫が火災の被害を受けたなどした際に、焼け残りのコーヒーから得も言われぬ良い香りが・・・・なんてことがあったのでは?
 
それはさておき、今回は「生豆の状態で」コーヒー(と言ってよいのか?)を頂いてみようかと思います。
 
生豆での飲用ですが、ヨーロッパでは「グリーンコーヒー」なるものが流行っているそうで、日本でも一部販売されているようです。
 
が、そちらは「全くお勧めしません」
 
正直ボッタクリです。
 
生豆なんて、一部のオークション品を除いて、品質の良い物でも「焙煎後のコーヒーより高い」なんてことはまずありません。

飲用に特殊な生豆を作るなんてことも「ありえません」
 
まあ、そちらはどうでも良いのですが、コーヒーを生豆で飲むことの健康的な意義については、正直疑問符が付きます。
 
統計的に調査が行われたわけではありませんので、データが無くてはっきりとしたことが言えないのです。
 
ただ、カフェインは焙煎したコーヒーよりも多く取れることは間違いないでしょう。
 
敢えてここで紹介するのは、「生豆の状態で飲んでみたら美味しいのか?」を検討してみた。
ただどれだけの事だったりします^^;
 
という事で、実際に検証してみましょう!
 
 
〇生豆コーヒードリンクの作り方

・コーヒー生豆(品質の良いもの):50g

・水1リットル

・容器(1リットル程度の物)

・茶こし

生豆の品質は良いものをお勧めします。

安いコモディティー豆では、カビの生えた豆が混ざっているので正直お勧めしません。

今回豆は50gほどで試してみましたが、もっと少なくても良かったかな・・・と思っています。
 
生豆の状態だと、「際限なく」エキスが抽出され続けるので、いつ終わりにしたら良いのかわからなかったくらいです。
 
1.生豆は水洗いし、お米をとぐようにして表面の薄皮をなるべく取る 
 黒ずんでいる豆や虫食いの穴が開いている豆を見つけたら取り除く
 
2.水1リットルと生豆を入れて、火にかけて煮出す
 
生豆を煮出し中
 
煮出しているときの様子です。
火にかけていると、どんどんエキスが抽出されて、黄緑色⇒茶褐色になっていきます。

3.適当に色が付いたら切り上げて粗熱をとる
 
豆の色はまだ残っているので、抽出はできると思います。正直、適正時間は何とも言えません。
 
今回は20分ほど煮てみました。
 
過去には3日煮出したこともありますが(笑)、それでも抽出は終わらずに諦めたことがあります。
なので、適度に色合いを見て切り上げるのが良いでしょう。

3.茶こしで濾しながら容器に移す
 
生豆の煮出し液を容器に入れてみた
 
容器にいれるとこんな感じです。
 
なんだか緑茶っぽいですね(^^ゞ
 
肝心のお味ですが、苦くは無く、何となく生っぽくもあり、美味しいとは言えませんが不味くもなく、これはこれでアリですね。
 
ちなみに豆の種類が異なると味も違います。
 
ほんのりとチョコレートフレーバーな風味になる豆もあります。
 
体に良いと言われているポリフェノールが可溶性なら、健康ドリンクになりそうですが、成分がお湯に溶けにくくても、ちょっと変わったお茶の雰囲気で楽しめる気がします。
 
生豆の入手方法ですが、インターネット通販で個人でも買うことが出来ます。
もっとも、私が使っている生豆はロットが個人レベルでは多すぎるので、具体名は敢えて紹介しないことにしました。
 
是非一度、怖いもの見たさ的なノリで試してみるのはいかがでしょうか?
 
それでは!