コロンビアコーヒー豆 販売開始


またまた久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回はコーヒー豆販売再開のお知らせです。

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まあ、別に販売をやめていたわけではないのですけれど(;^_^A

アマゾンでの販売ですので、リンク先はアマゾンの販売ページになります。
ご了承ください。

まず最初に、新しい豆の紹介

コロンビア/サンチュアリオ・ブルボン

産地:コロンビア西部・カウカ県ポパヤン
風味:ほんのりと酸味を感じ、チョコレートフレーバ、マイルドな口当たり、軽くすっきりとした味わい
焙煎度:中深煎り

生産者のカミーロ・メルサルデ氏は、「古き良きコロンビアマイルド」の復活を目指して、一切の妥協なくスペシャルティーコーヒーの生産にいそしんでいます。
標高が2100mの農園には、虫が来ないために自然に無農薬のコーヒーとなっています。
エリアを限定して、質の良いコーヒーを生産する「マイクロロット」と言われる手法で作られるコーヒーです。
生産量が多くないため、あまり目にすることの無いコーヒーですが、「古き良きコロンビア」コーヒーとはこういうものなんだなぁと思える、おいしいコーヒーです。
ぜひ一度、お試しあれ。
CAFE LUA CHEIA スペシャルティーコーヒー コロンビア サンチュアリオ・ブルボン 自家焙煎 (【200g_豆のまま】l※おすすめ)

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次は定番のコーヒー2種

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インドネシア・スマトラ島/マンデリン・ブルーバタック

産地:インドネシア・スマトラ島北部、リントン地区
風味:エスニックアーシーと呼ばれる独特の風味、苦味と甘味、チョコレートフレーバー、しっかりとした後味
焙煎度:深煎り
インドネシア・スマトラ島北部の限られた地域のみで生産されるマンデリン。その中でも品質の良いとされる豆がブルーバタックです。マンデリンは非常に人気が高くて常に品薄状態なため、品質のあまりよくないコーヒー豆が大量に出回っています。しかしブルーバタックはそんな豆とは完全に一線を画した、一貫して厳選された高品質豆だけを扱った商品になります。苦味のあるチョコレートを思わせる、しっかりとしたコーヒーです。
今年の分の在庫が手元にある僅かな分だけとなっています。早い者勝ちです。
CAFE LUA CHEIA マンデリン ブルーバタック スペシャルティー コーヒー豆 200g 深煎 自家焙煎(豆のまま)

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タンザニア/モンデュール

産地:タンザニア、アルーシャ近郊
風味:ビターテイスト、ほろ苦さと甘さ、チョコレートのような風味、しっかり目の後味
焙煎度:深煎り
モンデュールという名前は、キリマンジャロ山の麓、アルーシャ地方モンデュール山麓にある農園ということで付いた名前です。
「特別なコーヒーを飲みたい人に」向けて作られるコーヒーは、同じタンザニア産のコーヒーと比べても、一段と高い品質を誇り、その深い味わいは誰もが納得するコーヒーです。
私が販売するコーヒーの中でも断トツの人気を誇っています。
香り高く、本当のタンザニアコーヒーの風味とビターテイストを楽しめるよう、深煎りに仕上げました。
CAFE LUA CHEIA キリマンジャロ タンザニア モンデュール スペシャルティー コーヒー豆 200g 深煎 自家焙煎 (豆のまま ※ おすすめ)

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どのコーヒーも納得のいく仕上がりで、素晴らしいです。
正直なところ在庫はあまり多くなく、今回の売れ行きを見ながら在庫補充していくつもりですが、年末まで持つかどうかは微妙なところです。
どの豆も非常に人気が高くて、仕入れ価格も上がっているし、入手自体がだんだん難しくなってきているのが現状です。

コーヒーも、安いものと、本当に良いもので二極化が進んでいますが、私自身は本当に良いものだけを取り扱っていきたいと思います。
よろしくお願いします。



スペシャルティーコーヒーの祭典『SCAJ2017』に行ってきた


年に一度のスペシャルティーコーヒーの祭典である『SCAJ2017』が、東京ビッグサイトにて9月20~9月22の期間開催されました。
私も、9月22日に会場に行ってきましたので、簡単ながら(そしてかなり偏ってますが)レポートしたいと思います。

自分の場合、商談や新商品を探すというよりは、この期間中に開催される競技を見に行く目的の方が大きいのですけれどね。

ちょっと気になった商品

コーヒー器具で気になったものを紹介したいと思います。
あくまで「気になったもの」であって、良いかどうか、使うかどうかは別問題ですが(;^_^A

・セラミックフィルター

これはペーパードリッパーに乗せて使用するフィルターです。同様のものに金属フィルターがありますが、目が粗いのでどうしても微粉が通過してしまいます。これは金属フィルターより目が細かいので、微粉が通過しませんね。ペーパーフィルターと違って、アロマを含んだ油分も通過するので、よりまろやかなコーヒーをお手軽にいただけます。
唯一の難点は、丁寧に洗わないとフィルターが詰まってしまって使えなくなりそうです。

・和紙のフィルター

和紙で出来たペーパーフィルターです。極薄の和紙で出来ているため、通常のペーパーフィルターと異なり油分を吸着しません。コーヒーのアロマを含んだ油分も抽出できるのは(セラミックフィルター共に)ポイント高いです。折り紙の要領で自分で折って使うもので、非常にオシャレです。おもてなしの一杯を抽出する際に使えるかもしれません。ただ、あまり粉を細かくしすぎると目詰まりして破けてしまうそうで、粗挽き推奨とのこと。

難点は、お値段ですね。

とにかく高い!1枚500円です。

500円を使い捨てるなんて、普段飲みには到底使えません。高級レストランとか、おもてなしとか、特別なシチュエーションでの用途に限定されるでしょうね(;^_^A

・名バリスタの腕前を見せていただきました。美味しいカプチーノ

商品ではありませんが、京都の「小川珈琲」ブースにて、バリスタの村山さんにカプチーノをいただきました。
村山さんは2010年に「ワールドラテアートチャンピオンシップ」で優勝された、ラテアート世界チャンピオンの腕前を持ったバリスタです。

いやもう、目の前でラテアートを披露いただいて感激です!

アートとしてだけではなく、このカプチーノも非常に美味しくて、お代わりを頂きたいくらいでした(;^_^A

このラテアートの難点は・・・京都に行かなければ頂けないことでしょうか? 他のお店にも出張しているのでしょうか? いずれにせよ、村山さんは一人しかいらっしゃらないので(;^_^A ファンの一人として、ぜひ京都の小川珈琲を訪ねてみたいとは思いました。

見たかった競技「ローストマスターズ・チームチャレンジ」

コーヒーの焙煎を生業にしたい自分としては、この競技は外せません。これは日本全国の焙煎士がエリアごとにチームを組んで、一つのお題に取り組んで競い合うという、SCAJ恒例のイベントです。

・今年のお題はこちら↓

「ブレンドを制する者は焙煎を制す!」
かっこいいんだかどうなんだかわかりませんが、なんかすごそうですね(;^_^A

要は、お題として与えられた生豆を使い、ブレンドコーヒーを作ってその風味を競うというものです。
お題のコーヒーですが・・・
・ブラジルCOE(カップオブエクセレンス)入賞豆「ファゼンダ・タンケ」
・ルワンダ豆
・グアテマラ豆

ブラジル豆以外は、具体的な地域の説明はありませんでした。もしかしたらコマーシャルコーヒーを使ったのかもしれません。

・まずはプレゼンテーション

この競技では、各チームがどのように焙煎を行い、どのような風味のあるコーヒーを設計したのかを最初にプレゼンします。
のちの試飲では、傍聴者が実際に設計通りの味になっているのか、そして美味しいのかを評価します。

こんな感じで、焙煎プロファイルとブレンド比率、そして得られた風味を発表します。

写真撮り忘れましたが、今回の協議では傍聴者の審査だけではなく、プロのカップテイスターが審査員として招待されており、各チームのコーヒーを評価します。

賞としては2種類あり
・オーディエンス大賞
・審査員大賞
がそれぞれ選ばれます。

・では、実際に試飲してみましょう!

各チームの説明が一通り終わると、一斉に机が並べられ、各チームが舞台裏でせっせと準備していたコーヒーを参加者全員が試飲する時間に入ります。

もう競技コーナーに傍聴者が一斉に押し掛けるので、大混雑です(笑)
各チーム一杯ずつコーヒーを頂いて、慎重に味を確認しました。
たぶんお代わりをもらいに行っても良いんだとは思いますが(笑) 最低7杯飲むので、その上にお代わりとか無理です(;^_^A

自分の席にコーヒーを持ち帰ってじっくりと風味を確認します。コーヒーの風味は、熱い時と冷めた時で異なってくるので、時間をかけて飲み比べてみます。

この時に確認するのが、各チームが目指した風味がきちんと表れているかですね、それはこちら↓

そして投票!

自分は北海道チームに投票しました。どのチームもミルクやチョコレートの風味を謳っていたのですが、北海道チームのコーヒーが一番はっきりとチョコレートの風味を感じられ、バランスが良かったので。

・気になる結果ですが・・・

・オーディエンス大賞

東北チーム!

・審査員大賞

北海道チーム!

となりました!自分の推していたチームが賞を取ったのはうれしい限りです(#^^#)

全体的に見て

・規模は去年よりやや縮小した印象・・・
去年と比べると、参加している企業もやや減り、人の入りもやや少ない印象でした。
スペシャルティーコーヒーの輸入量を見る限りでは増加傾向にあるので、スペシャルティーコーヒーの人気に陰りが出たのではなく、企業の過熱ぶりが落ち着いてきたのかなという印象です。

・各企業で提供されるコーヒーの質は、格段に向上していた
スペシャルティーコーヒーの祭典といいつつも、本当にスペシャルティーコーヒーを使っている企業ばかりではありません、実は。
去年までは、勧められるコーヒーを飲んでみると「本当にスペシャルティーコーヒーなの?」と疑いたくなるような、まずいとは言いませんが、微妙な味のコーヒーを出す企業は結構あったのですが、今年いただいたコーヒーは、どこのブースのものも非常に美味しかったです。

・より本物が問われる時代に突入したのかな
サードウェーブのブームは落ち着きを見せているのかなと思います。勢いに乗って一儲けしようという中途半端な企業は退いて、より本物を真摯に目指す企業が残っていくのだろうと思います。コーヒーそのものの品質が向上してるのは間違いありませんが、それ以外の焙煎や抽出の方法については、今年は新しいものはありませんでした。奇をてらったり、単に儲けようとするだけの企業は淘汰されていく時代に入ったのでしょう。



コーヒーを楽しむイベント「mug501」


毎月第3土曜日、東京の神宮にて「mug501」というイベントを開催しています。

※mug501は終了しました。現在は開催しておりません。

そこで、僭越ながらコーヒーを淹れる係を担当しております。
コーヒーは大体4~5種類の豆を用意し、お客様のオーダーに応じてその場で粉にひいてコーヒーを淹れます。
今回のコーヒーはこちら↓

左から、
・ケニヤ/キギリマ(浅煎り)
・コロンビア/ビジャファティマ(中深煎り)
・インドネシア/マンデリン・トバコ(深煎り)
・タンザニア/モンデュール(深煎り)

今回は4種類のコーヒーを持参。
この中で一番人気は、タンザニア/モンデュール(深煎り)です。これは鉄板商品(;^_^Aです。

焙煎環境が変わって最初のイベントだったので、コーヒーの風味調整がどうなるか心配でしたが・・・

案の定、風味調整ができていませんでした(;^_^A

前日ぎりぎりまで焙煎調整して、焙煎時間は大体規定通りに収まったのですが、火力バランスがまだ追い込めていません。
それが風味に現れてしまっていました。
直前に風味チェックはしているのですが、日が経つとちょっとした風味の違いがだんだん際立ってくるように感じました。

ですので、コーヒー淹れながら色々言い訳をするという・・・なんとも見苦しいイベントになってしまい、誠にお恥ずかしい限り。

それでも、来ていただいた方々は「美味しい」と評価していただき、とりあえず何とかなったのかなと(;^_^A
こちらは恐縮しまくりでした。

とまあ、こんな感じのイベントを(だいたい)毎月行っております。
主催側が忙しくて、お休みすることもありますけれど。

初めての方でも歓迎です。Facebookでたまたま見つけていらっしゃる方、わりといます。
ちょっと興味ある方。時間の都合がつきそうで、とりあえずコーヒーを飲みたい方。是非一度いらしてください。