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フグレンに行ってみました


フグレン 東京

先日、北欧のコーヒー事情について記事を書きましたが、今回はその北欧発のカフェ「フグレントーキョー」に行ってみました。

地図はこちらです。

地下鉄千代田線「代々木公園駅」、または小田急線「代々木八幡駅」から徒歩5分。
ここら辺は「奥渋谷」と呼ばれ、ツウな人たちが通いそうなお店が沢山あります。

フグレンも、外観は普通の民家。

ただ違うのは、周囲に人がやたらにたむろしています(笑)

外国人もやたらにいます。

この界隈は外国人が多く住んでいるのですが、それにしても多い。

でも、入り口があまりに小さく、カフェっぽくなくて、一度前を通り過ぎてしまいました。

そして、他にカフェらしきものが無いことを再確認して、意を決して(けっしてお洒落とは言えない外観の)お店に足を踏み入れたのです。

中は、、、お洒落?
想像していた北欧風とは全然違いました。

店のつくりは、カウンターが中心の、カフェと言うよりはバーと言った感じ。

事実奥にはウイスキーが並んでおり、どうやら夜はバーとして運営されているようです。

モダンと言うよりは、何となく山小屋の様な雰囲気。
でも良く見ると、テーブルやイスはシンプルで北欧家具そのもの。

自分の想像していた北欧風のイメージが間違っていたのかもしれません。
北欧風って、実は木のぬくもりを感じられるようなものなのかも。

カウンターには、パンが山積みになっていました。
どうやら好きな物を取って、コーヒーと一緒に会計してもらうようです。

自分が選んだのは、カリカリに焼き上げてあるクロックムッシュ。

フグレンのコーヒーは、酸味のコーヒーで有名で、一部を除いて大部分のコーヒーが酸味のコーヒーの様です。
コーヒーはエチオピアを・・・(銘柄は忘れた)

コーヒーの淹れ方は、エアロプレスとカリタドリッパーのどちらかを選べるようです。
自分はエアロプレスを選択。

お店はオープンカフェで、店内のテーブルはほぼ埋まっていましたが、それ以上に外にも人が沢山たむろしていたので(^^;、店内でテーブル席に相席をお願いしました。

コーヒーは、ポットに2杯分が入ったものをカップと共にサーブされました。
これは良いですね! 1杯では物足りないだろうな~と思っていたので。

ちなみに、本日のコーヒーは単品での提供の様ですが、2杯目が半額になるらしいです。

クロックムッシュは、温めなおしていただけるとのことだったので、コーヒーをゆっくりと飲みながら待ちました。

コーヒーのお味はどうだったかって?
いや~すっきりとして美味しかったです。
明るい酸味が印象的でした。

ただ、最初の一口を飲んで「勝ったな」と思いましたよ(笑)
コーヒーの印象としては、自分のコーヒーの方が酸と旨みのバランスに優れているかと。

クロックムッシュは、カリッとしていてこれも美味しい!
コーヒーも良かったですが、クロックムッシュ、おススメです。

こういったお店ではコーヒーは美味しいのが当たり前。
それ以上にお店のコンセプトが大事ですね。それを実感したひと時でした。

フグレンのコーヒーとクロックムッシュ



コーヒーと共に爽やかな朝を ~朝食後コーヒーの勧め~


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おはようございます。

忙しい朝、目覚めの一杯はすっきりとしたモーニングコーヒーが嬉しいですね~

コーヒーを朝から頂くのは健康に良いのでしょうか。

悪くは無いと思います。

コーヒーで胃が痛くなる、調子がおかしくなるという人の多くは。

・インスタントコーヒーや品質の良くない、安い(しかも古い)コーヒーを飲んだ

・カフェインに対して過敏な体質である

のどちらかです。

カフェインに対して過敏な体質は、どうしようもありませんが、品質の良くないコーヒーを飲んで、
「コーヒーは体に悪い」
と勘違いされてしまうのは、残念なことだと思います。

なので、ミルクを加わえると胃に優しいので良い、も誤解ですね。
良いコーヒーは胃に悪くないので、ミルクを入れなくても良いと思います。

ミルクを加えること自体は、好みもありますが美味しいですのでお勧めですが。

ただ、体質の個人差はかなりありますので、朝一の空腹時に飲むよりも、朝食を頂いた後のコーヒーをお勧めします。

コーヒーの飲むことによって、胃が活発に働き、消化を助けてくる効果も期待できます。

余談ですが

・深煎りのコーヒーのコーヒーの方がカフェインが多いので、効果は高い?

深煎りのコーヒーは、苦味がグッとくるので何かが利いている気がしますが、別にそんなことはありません。
単純にカフェイン量を比較すると、浅煎りのコーヒーの方がカフェイン量は多いのです。

コーヒーを焙煎すると、カフェインは揮発して失われていきます。
ですので、深煎りのコーヒーより浅煎りコーヒの方がカフェインが多いのは理にかなっている話です。

ただ、浅煎りと深煎りとでカフェイン量が倍も違うなんてことは無く、数%~10数%程度の違いになるので、カフェインの効果だけを見たら、そんなに差が出るとは思えませんが。

毎日の健康の為に健康的に朝食を採り、健康的にコーヒーを頂く生活を習慣にするのは、良いことだと思いますよ~

それでは!



そのコーヒーはスペシャリティー?(3)


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前回からの続きです。今回はスペシャルティーコーヒーの見分ける方法(?)も解説したいと思います。

〇混乱の原因は小売業者にある? 伝え方が足りないかなぁ・・・

スペシャルティーコーヒーと、それ以外のコーヒーを明確に区別する基準は・・・実はありません。

飛びぬけて美味しいコーヒーを、専門の鑑定士(Qグレーダーなど)が評価しているものは、明確にスペシャルティーコーヒーと言えるのですが、実はコモディティーコーヒーとして流通しているコーヒーの中にも、「スペシャルティーコーヒーと名乗ってもおかしくない品質」のコーヒーが混じっていることがあります。

何故そんなことになるのかと言うと、販売側がきちんと伝えないでいる場合があるから、なんです。
コーヒーの販売店によっては「お客様が混乱する」と言う理由で、細かい情報を出さない場合もあります。

美味しければそれで良いじゃないか・・・
そういったスタンスという事なんですね。

アメリカ発のコーヒーを売り込む戦略だとして、「スペシャルティーコーヒー」や「サードウェーブ」と言う概念を嫌うお店も少なくありません。

まあ、わからなくもないのですが・・・

しかしながら、きちんとした情報は小売店が出すべきですね。
日本のコーヒー業界はもっと変わっていかなければならないと、私個人は考えています。

〇スペシャルティーコーヒーの見分け方 ポイントはブランド名ではなく、細かい地域情報

スペシャルティーコーヒーの最大の特徴は「産地の情報を事細かに公開している」ことです。

例えば・・・
タンザニアコーヒーだったら・・・
「キリマンジャロ」→「プレミアムコーヒー」(コモディティーコーヒーから、産地で選り分けしたもの)
これはスペシャルティーコーヒーとしては全く情報不足で、この程度の表示でしたら、コモディティーコーヒーです。

スペシャルティーコーヒーなら

タンザニア/モンデュール

タンザニア、アルーシャ地方、モンデュール山麓にあるコーヒー農園「モンデュール農園」のコーヒー
生産者はCORRADO DAVICO氏とRUGGERO DAVICO氏

ちなみにこの情報は私のショップページから持ってきました。
このように、スペシャルティーコーヒーは細かい情報が開示されています。
細かい情報の開示が、品質の裏付けでもあるのです。

・シングルオリジン(ストレートコーヒー)
スペシャルティーコーヒーの魅力は、その地域、生産者ごとに異なる風味のコーヒーであるという事が挙げられます。
そのためには、シングルオリジンで楽しみたいものです。
別にブレンドが悪いとは言いませんが、きちんとスペシャルティーコーヒーを理解しているショップでは、シングルオリジンの豆を必ず用意しているものです。

ちなみに私は、シングルオリジンしか扱っていません。

ブレンドするのが面倒くさい

ストレートでも、ブレンド以上に魅力的な風味を持つコーヒーが本当に沢山あるのです。

〇やっぱりグレードを書きたいので、コモディティーコーヒーと表記が混ざっている現状

スペシャルティーコーヒーを扱っているショップでも、コモディティーのグレードと混ざった表示をしているところは多いです。
実を言うと私も、amazonの販売ページでは、グレードの表記をしている場合があります。
その方が検索して、見つけてもらいやすいという事情があるからなのですが・・・

日本社会はどうしても肩書きを貴ぶ傾向はあり、

「立派な肩書 ⇒ だから美味しいはず」

と言うコーヒーの販売戦略が未だに根強く残っています。

改めて申し上げますが、「グレードと美味しさは全く無関係」です。

スペシャルティーコーヒーが一般に浸透するのはまだまだ時間がかかると思いますが、このブログ記事が、スペシャルティーコーヒー理解の一助になれば幸いです。

自分も、もっとガンバロー