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コーヒーにレモンを入れてみた


lemon coffee
 
 
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CAFE LUA CHEIAのこだわりのコーヒー
当店自慢の深煎りコーヒー。amazon倉庫からの発送ですので、最速で当日、通常配送でも2日以内にお届け可能です。
amazon恐るべしですね~

今回は「粗挽き」の商品になります。 
 
・マンデリン・ブルーバタック(深煎り)

 
・タンザニア・モンデュール(深煎り)

 
 
品切れになるのが早くて、在庫補充がなかなか追いつかなくて申し訳ありません。

その他商品は、今後在庫を補充していきます。

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夏ですね!
 
こんな時期は、冷たいドリンクで喉を潤してあげると爽快な気分になります。
 
コーヒーはホットが美味しいですが、もちろんアイスコーヒーも美味しいです。
 
私は、昨日(6月18日)にコーヒーのセミナーを行いまして、美味しいアイスコーヒーの淹れ方について、実践を交えて解説してきました。
 
coffee dripper

セミナー前の器材ですが、ドリッパー総動員でした。
 
毎月第3土曜日に、東京の神宮前でコーヒーを淹れています。
 
フェイスブックページはこちら
 
興味ある方は、フェイスブックのイベントページをご覧ください。

 
 
 
さて、今日の話題ですが、
 
一番最初の写真の通りです(笑)
 
コーヒーとレモンの相性はどうなのか?
 
興味ありますね~
 
ということで早速やってみました。
 
・使ったコーヒー豆:
ケニヤ / アイボリーエステート
 
焙煎度は中煎りで、酸味を強調するように仕上げました。
 
このコーヒーでアイスコーヒーにしました。
 
そして、スライスレモンを1枚浮かべると・・・
 
合う!!
  
意外でしたが、レモンはコーヒーとよく合います。

焙煎度が浅い酸味の強いコーヒーは柑橘系の風味がするのですが、レモンの香りと上手くマッチしています。
 
そして、レモンの酸味がいい感じですね。
 
この飲み物はこれから流行りそうな予感がします。。。
 
 
一つ注意点があります!
 
スーパーに売っているレモンは、大抵の場合皮に防腐剤が塗ってあります。
これはコーヒーのカフェインと作用して、発がん性物質になる危険性があります。
 
無農薬のレモンを使うか、皮を除去した状態で使いましょう!
 
それでは!



コーヒーと ガンの話


海辺の宝

6月15日、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は、コーヒーについて「発がん性がある可能性を示す決定的な証拠はない」との調査結果をまとめたそうです。
 
「WHOコーヒー発がん性証拠なし」(共同通信)
http://this.kiji.is/115789891720232963
 
 
コーヒーについてはコホート研究の結果「特定のがんに対して有意差がある」事がわかってきています。
(コホート研究:特定の要因に注目して発生した、発生しないを大規模かつ長期間にわたって比較する調査。注目していない要因による発生を排除する様に一定の調整を行う)

以下、国立がんセンターから発表されている調査結果を列挙。
 
 
○有意差あり(リスク低下)
コーヒー 肝臓がん
『コーヒーをよく飲んでいる人で肝がんの発生率が低い』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/274.html
 
コーヒー 子宮がん
『コーヒーをよく飲んでいる人ほど子宮体がんの発生率が低い』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/329.html
 
コーヒー 大腸がん(女性のも有意差あり、男性には有意差なし)
『コーヒーは女性の浸潤結腸がんを予防』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/302.html
 
コーヒー 膵がん(男性のみ有意差あり)
『男性のみにおいて、ほとんど飲まないグループに比べ、よく飲むグループほどリスクが低くなる』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/306.html
 
 
ただし、膀胱がんに対しては、特に非喫煙者でコーヒー飲用によるリスクは上昇するようです。
○有意差あり(リスク上昇)
コーヒー 膀胱がん
『非喫煙者でコーヒー、カフェイン摂取量が高いほどリスクが高くなる』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/339.html
 
これはコーヒーが原因というより、カフェインの摂取が原因のようですね。
カフェインを多く含む栄養ドリンクも要注意ですかね?

また、有意差の見られないがんもあります。
 
○有意差なし
コーヒー 胆道がん
『コーヒー摂取と胆道がんのリスクの間に関連は認めなかった』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3746.html
 
コーヒー 甲状腺がん
『男女ともにコーヒー摂取と甲状腺がん発生との間には関連を認めなかった』
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2829.html
 
 
この他の部位ついては、調査結果がありませんでした。
 
では、すべてのがんの死亡について、コーヒー飲用による有意差はどうかというと、、、
 
心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html
 
 
どうやら有意差は無いようです。。。
 
 
ゲノム調査等で特定のがんにかかるリスクが分かっている人が、一生懸命コーヒーを摂取する努力をするのには反対しませんが、全般的に「がんを防ぐために」コーヒー飲用を奨励することは意味のないことだと言えそうです。
 
今日のお話で、私が強調したいことは、
 
・コーヒーは薬ではない

コーヒーの薬理作用は研究されてすでに600年くらいの歴史があります。
カフェインはコーヒーから分離された成分ですが、コーヒー自体は研究し尽くされており、新しい効果はもはや出てこないと思われます。

それにもかかわらず、これだけ多くの注目を集めているのは、ひとえに「商業的規模が大きい」事が要因です。
ダイエットに効果があると、マスコミが謳えばバナナや納豆ですら商品棚から一瞬で消えます。

コーヒーは歴史的にも益と害の両方の荷を負わされた経緯のある飲み物です。
中立を保とうと思えば、WHOも慎重に発言せざるを得ないのでしょう。

・あくまでも統計的有意差なので、人によってリスクの程度は全然違う
 
専門機関がどんなに指摘したところで、消費者は「自分には効くかも」と思いがちです。
端的に言えば、どんなに効果を謳ったところで、薬でない以上は「基本的には効いていないと思うべき」
 
つまり、こんなことで一喜一憂しているより、楽しく人生を送るように心がけた方がよっぱど健やかな生活を送れると思いますよ、ということを強調したい。
 
これからも、楽しむためのコーヒーを提供していきたいと思います。
 
皆様の素敵な人生のお供に、一杯のコーヒーを。。。
 
それでは!



コーヒーの味は時代と共に変わる


青空に一筋の雲

ちょっと通ぶったお話です。
 
日本で喫茶店ブームが起こった1980年代(もう35年以上も前なんですね)。
 
日本で美味しいコーヒーの代表格と言えば、ブルーマウンテン。
 
でも、今回はコロンビアコーヒーのお話です。
 
その当時、コロンビアコーヒーも一つのステータスであった(だろう)と思います。
 
柔らかい酸味と、豊かな風味、バランスのとれたボディは日本人の心と舌をググッとつかんだのでした。
 
しかし、時代が進み世の中に喫茶店が広まってくると、コロンビアコーヒーの味に変化が・・・
 
「なんだか、以前より美味しくなくなった気が・・・」
 
こう思った人が多くいたことでしょう。
コーヒーの生産が急上昇したコロンビアでは、今までの品種から、より生産性の高い品種への植え替えを奨励したのです。
 
消費者からは思いもよらない事かも知れませんが、このような品種の交換は、コーヒーの産地ではしばしば行われています。
 
大量に生産されているコーヒー豆は、一般的には品質を維持する事よりも、安定して供給できることの方が優先されます。
 
なので、以前は美味しいと思っていたコーヒーが、何だか違う味になってしまった、そのようなことが起こります。
 
比較的新しい所では、インドネシア / マンデリンもそうですね。
 
コモディティークラスのマンデリンは、昔の品種から、生産性の高い品種(カティモール)へ切り替わりました。
 
背景には、21世紀初頭に起こった「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒーブームがあります。
 
元々独特の風味で人気だったマンデリンは、このブームのおかげでいっそうに人気になり、慢性的な品薄状態に陥り価格が高騰しています。
 
その打開策として、より生産性の高い品種が投入されました。
 
現在、日本に入ってくるマンデリンの大部分が、カティモール種のコーヒー豆です。
以前からマンデリンを知っている方は、失望されていることでしょうが、これも時代の流れですね。
 
良いものは、いつまでも安いという事はありません。
 
そして、同じように販売されているものが、いつの間にか品質の低いものに変わっていることがあります。
コーヒーは特にそのようなことが良く起こります。
 
ちなみにですが、私の販売しているコーヒー、「ビジャファティマ・ティピカ」は、現在もわずかに残る古き良きコロンビアのコーヒー豆です。
 
また、扱っているマンデリンは全て品質の良いスペシャルティーコーヒークラスの物だけを扱っています。
 
価格は決して安くありませんが、味は自信を持ってお勧めできます。
 
興味のある方は、是非一祖お試しください。