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お手本にしている焙煎


ずっと前に書いて、そのままになっていた記事を読み返してみました。
まだ、ドラム式の焙煎機を購入して間もないころに書いたものです。
 
その当時、公開するのをためらったのはどうしてなんでしょうね(;^_^A
ということで、その記事を公開したいと思います。
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私が焙煎を始めて、ずっと参考にしているブログがあります。
その名も「焙煎日記」
http://seedtocup.cocolog-nifty.com/

中部地方で自家焙煎店をされている方のようです。
ローストマスターズチャンピオンシップにも参加しているので、スペシャルティーコーヒーに造詣の深い方。
このブログから、ジョージ・ハウエルの事も学びました。

趣味で手網焙煎をされている方が、時々「奇跡の焙煎ができた」と書かれることがあります。
このブログを読んだ後に自分で焙煎をしてみて、奇跡の焙煎=短時間焙煎だと自分は確信しました。
まさに霧が晴れたような気分だったのを覚えています
そして、そのノウハウのヴェールが徐々に明かされようとしています。

このブログの温度プロファイルは、僕が使っている焙煎機にピタリと当てはまります。
そして、僕が手網で意識していた温度プロファイルにも合致します。

趣味で手網焙煎をされている方は、ほとんどが家庭用ガスコンロを使用しています。
もう一歩踏みだしてコンロに微圧計を付けてみたら、驚く程焙煎が安定することに気づくはずです。
再現性の良い、正確な手網の焙煎レシピはそのままドラム式小型焙煎機に当てはまります。
その温度プロファイルが、他人の、しかも自家焙煎店を営んでいる人が書いたブログと一致する。
コーヒーの焙煎は、一定の物差しで測れるはず。そんな確信が生まれ現在に至っています。

焙煎に対して、ある共通認識のもとに技術を共有することが、今後世界を相手にしていく上で重要な事かなと。

日本におけるスぺシャルティーコーヒーの先駆者達は、すでにいくつかの交流グループを作って互いに情報の共有をしているようです。
 
上に紹介したブログのように、焙煎の手法はもっと公開するべきかなと。



酸味の美味しいコーヒーを作りたい – 焙煎検討 –


「自分の好みの味を作りだしたい。」
 
私がコーヒーの焙煎を始めた理由です。
 
その考えは、焙煎を続けて5年たった今、徐々に変化しています。
 
今は、
「自分好みの味を見つけたい」
 
こう言ったほうが、自分の思いに近いかもしれません。
 
美味しいコーヒー豆があって、そのコーヒー豆を焙煎したら、素敵な感じで自分の好みに合う味になった。
 
これが理想的です。
 
昨日から新しいコーヒー豆の焙煎検討を行っています。
 
 
焙煎はミディアムロースト。
酸味が強く出るコーヒーです。
この焙煎度で美味しいコーヒーって言っても、正直好みがすごく分かれるんですよね。
色々な自家焙煎店のミディアム~ハイローストのコーヒーを飲んできましたが、自分の好みとなると少し物足りない。
 
ということで、完全に自分の好みで仕上げています。
 
 

 
今回はケニアコーヒー3種類、エチオピアコーヒー1種類を焙煎しました。
自分の好みといいつつも、豆によって出てくる風味は結構変わります。
同じケニヤという国の豆でも、地域が異なれば風味も異なります。
 
日本の、お米が産地によって違うのと同じですね。
 
この中から自分が「これは美味しい!」と思ったものが商品ラインナップになります。
 
自分の場合ですが、「これは売れるかも」という考えで味を作るより、「これは自分好みかも」という考えで味を作ることの方が圧倒的に多いですね(;^_^A

自分が納得できるものをお届けしたい、それが自分の信条です。



美味しく手軽にコーヒーを入れる方法


〇理想的なコーヒータイムを満喫できれば最高。でも・・・

基本的に自分の考える「最も理想的なコーヒー」とは
・コーヒー豆の品質にこだわる
・淹れる道具にこだわる
・淹れる過程から楽しむ
・ゆっくりと時間をかけて味と余韻を楽しむ

以上をすべて満たすものですが、休日の休憩時のように時間が取れるならともかく、平日となるとなかなかこんなことやっていられないというのが現状だと思います。
 
できることなら、サッと手間をかけずにコーヒーを淹れて、片付けも手間をかけずにできるなら毎日でもコーヒーを飲みたい、そんな要望も少なからず聞きます。
 
そこで、できる限り簡単にコーヒーを楽しむ方法を検討してみたいと思います。

〇こだわらなければ、簡単に実現可能・・・
 
単にコーヒーを飲めれば良いという事なら、

「缶コーヒーを飲む」
「インスタントコーヒーを淹れる」

で、忙しい時にもコーヒーを飲むという行為自体は簡単に実現できてしまいます。
しかし・・・

「コーヒーの自家焙煎店が、レギュラーコーヒーを使わないなんて」
 
まあ、それが本当に美味しければ(インスタントでも)良いわけなのですが、やっぱりおいしいコーヒーを飲みたい。
そこは捨てるべきではないこだわりというものです。
 
ということで
・コーヒー豆の品質にはこだわる

これは残します。
それ以外は妥協・・・

ではお手軽にコーヒーを淹れるにはどうしたらよいのでしょうか?
 
〇ドリッパーを簡易タイプにして、カップに直接注ぐ
 
コーヒー豆はこだわるので、それ以外をとことん簡単にすれば良いと思います。
自分が良いと思うのは、簡易タイプのドリッパー。各コーヒーメーカーからいろいろ出ているので、好きなのを選べばよいと思いますが、手間をなるべく省くという意味ではペーパードリップタイプのものが良いと思います。
 
〇仕事場では使い捨てタイプが良い
 
オフィスでも手軽にコーヒーを飲みたいと思う方も多いと思います。
仕事中なので手間は最小限にしたいですよね。

こんな時便利なのが、使い捨てタイプのドリップフィルター
一番良いと思うのは「スマートドリップフィルター」と呼ばれるものです。

これです↓

 
100均にも使い捨てフィルター売っていますが、正直言ってお勧めしません。

何が違うかって?
フィルターの形状が違います。
「スマートドリップフィルター」は円錐状で口が大きいので、粉を入れやすいんですよ。

バッグ状の形のフィルターでは、入れるのに結構コツが必要で、忙しい時の片手間に入れるはずのコーヒーが、逆にストレスになりかねません。

それに、上に広がっているので、たくさん粉を入れてお湯を注いでも結構大丈夫です。
ドリップバッグで濃い目のコーヒーを作るなら、「スマートドリップフィルター」一択です。

粉を入れたら、あとはお湯を注ぐだけ。
最近のポットは湯温を90度に設定できたりするので、温度設定機能があるなら是非湯温は90度にしましょう。

携帯できるコーヒーフィルターがあれば、実はレギュラーコーヒーもお手軽に淹れられます。

じっくり淹れる楽しみと、お手軽に入れる楽しみ。
両方満喫して、楽しいコーヒーライフを送ってみてはいかがでしょうか。

それでは!