コーヒー自家焙煎店を最初から目指してはいなかった。
そうなんです。LUA CHEIAは最初、コーヒーとは関係ないことをやっていました。
ある日の事、ビジネス関係でつながりのある人から
「コーヒーを輸入してみないか?」
と言う話が舞い込んできました。
コーヒーは好きだったものの、そんなに詳しいわけでもないし・・・
でもとりあえず話を聞いてみたんです。
コーヒー生産国で、日本に輸出するルートを探っている業者がいるとのことで、生産国の政府の後押しも受けているらしい。
現地の責任者が日本を訪問するので、そのタイミングで会って話を聞いてみました。
色々と話をしましたが、どうやら焙煎した豆をブランドとして販売したいらしい。
とりあえずサンプルに焙煎した商品(コーヒー豆)と、生豆を1ポンド(約450g)頂きました。
焙煎した豆を知り合いのカフェに持ち込んで試飲してみたのですが・・・
試飲に参加した方からの感想は、
「こりゃあダメだね」
「コーヒーじゃなくて、別の物を検討したら?」
とまあ、酷評だったわけです。
確かに、自分で飲んでみてもあまり美味しいとは思いませんでした。
でも・・・そんな酷評するほどじゃないよな・・・
当時はまだ自分で焙煎していませんでしたが、とりあえず生豆を焙煎してみようと思い、
ハンドロースターと呼ばれる手回しの焙煎機を購入、何となく焙煎してみたのです。
始めて焙煎したコーヒーを自分で飲んでみると・・・
美味しい!
焙煎で味が変わることを実感した瞬間でした。
日本人と、外国人の好みの味は違う事も判ったのです。
コーヒー豆輸入の話は残念ながら流れてしまいましたが、
美味しいコーヒーを自分で作り出せる楽しさを覚えてしまった私は、
ますますコーヒーの焙煎に、のめり込んでいきました。
振り返ってみても懐かしい、
2012年の秋ごろのお話です。
実は最初に出来たコーヒーはまぐれで、その後全然美味しくないコーヒーを焙煎し続ける、
コーヒー焙煎の苦難の道が待っているなんてつゆ知らず・・・(^^ゞ
その辺のお話は、また機会があったら書こうかと思います。