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コーヒーを飲み過ぎると体臭に出る?


伊豆の風景

伊豆の風景

時々話題になりますが、「体臭の強い人はヘビースモーカー、コーヒーを大量に飲む」

本当にそうでしょうか?

レギュラーコーヒーが体臭に出ることは無い

確かに、ヘビースモーカーの方は煙草の匂いがしますね。

ただ、ドリップコーヒーを大量に飲む方で、体臭がキツイと言う話は、実は聞いたことがありません。

インスタントコーヒーや缶コーヒーは体臭に出ることがある

一方、インスタントコーヒーや缶コーヒーを良く飲む方は、体臭がキツイと言われることが多いようです(あくまでも私個人の伝聞です)。

私が勝手に推測する原因ですが、コーヒーそのものに原因があるのではなく、インスタントコーヒーや缶コーヒーに使われている「香料」が原因ではないかと思われます。

以前、噛むと体からバラの香りがするガムと言うのが発売されていたことがあります。

安定した分子構造の(特に合成の)香り成分は、体内で分解されることなく汗や尿に交じって排出されることがあるようです。

匂いに敏感な方は前日に食べたものを尿の匂いから、かぎ分けたりもできるようです。

体臭を気にするなら、レギュラーコーヒーを飲むか、カフェで頂くのがお勧め

飲むならやはり、自分でドリップしたコーヒーか、カフェで頂くのがよろしいかと。。。

体臭に意識を向けるのは、エチケットと言う観点だけでなく、健康管理の上でも大事です。
年齢が重なってくると、特に男性は匂いがきつくなりますので、過剰に缶コーヒーやインスタントコーヒーを飲む方は気を付けましょう。

それでは!

(※今回の話題は伝聞による、個人的経験に基づくもので、科学的根拠に基づくものではありません。ご了承ください。 )



コーヒーは、豆の挽き方で味が変わる



焙煎したてのコーヒ豆

コーヒーの挽き方に関して、基本的な話としては、私は「粗挽きを推奨」しています。
 
その方がすっきりとした味わいが楽しめ、万人に向けて美味しいコーヒーといえる味を提供できるからです。
  
コーヒーは「最初に水溶性の成分が抽出され、時間と共に難溶性の成分が少しずつ抽出」されてきます。
 
最初に出てくる水溶性の成分に、甘みに関する成分、色の成分、香りや風味に関わる成分が多いのです。
難溶性の成分に、渋味や苦みと言った成分が多く含まれます。
 
つまり、

 「極端に粗く、大量のコーヒー豆を挽いて、温度低め(80℃前後)のお湯を一気に注げば」

すんごくすっきりとして美味しいコーヒーが、いとも簡単にできるという事になります。
 
この方法は業界では有名な手法で、とある大手コーヒーチェーンではこの方法でコーヒーの原液を大量に作って、系列店に配送するといったこともやっているようです。
 
ただ、この方法には私は少し異を唱える方でして、この方法では「後半に出てくる雑味を生かしきれない」と言う問題をはらんできます。
 
「え?抽出後半の液体は、美味しくないからいらないんじゃあ?」
 
そういった質問も来そうですけれど。
 
ここからが私の持論です。

抽出後半に出てくる雑味は、「スペシャルティーコーヒーにおいては」風味のアクセントとなる雑味と言えます。
品質の良いコーヒーでは、抽出前半の「良い所だけ」を取ってしまうと、「すっきりしすぎて物足りない」というのが私の考え。
 
ではじっくりと、雑味の抽出を待つのかと言うとそうではありません。
単純に待つという方法では、雑味が多くなりすぎてしまう可能性があります。
 
そこで、コーヒー豆を細かく挽いて「雑味の抽出を早める」と言う方法を採ることがあります。
ただし、この方法は通常のドリップではできません。粉が細かくなると、お湯の落ちる速度が遅くなりすぎるからです。
 
この方法がもっとも有効なのは、「エアロプレス」という抽出方法です。
 
シリンダー構造になった器具にコーヒーの粉とお湯を淹れて、手で圧力をかけて抽出するため、粉の挽き目が細かくても強制的に抽出が可能です。
 
正確には、エアロプレスはサイフォンに近い抽出方法なのですけれどね。
(エアロプレスについては、近いうちに記事にしましょうか^^;)
 
自分が理想とするコーヒーは、美味しい成分を十分に抽出させ、そこにアクセントとして雑味が少し混ざることによって一層美味しさが引き立つコーヒーです。
 
そして、そのような理想的なバランスで抽出するためには、スペシャルティーコーヒーでなければなりません。
 
確実に美味しい抽出ができる粉の粒度から、よりエキゾチックな風味を探し出すために、粉の粒度を変えていきます。
徐々に細かくしていくわけです。
 
抽出はエアロプレスで。
 
エアロプレスで抽出を行うことによって、コーヒーの風味へのアクセント付けが容易になりました。
 
今回は、ややマニア向けの内容でしたが、コーヒーのクリティカルな風味と言うのを探してみるのも、また楽しいものですよ^^;
 
それでは!



会議はカフェで!



海の見えるところでコーヒー

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今はコーヒーは「休憩のお供で癒しを与えるもの」のイメージが強いですが、そもそもコーヒーは「眠らないための薬」としてイスラム教の一派で儀式用に用いられたのが飲用の始まりとされています。
 
忘れてはいけない(というかみんな知っている)コーヒーの側面として、「覚醒作用」がありますね。
 
一方カフェですが、歴史的に見ると、革命直前の18世紀フランスでは、カフェは社交の場であり、多くの思想家、芸術家、政治家が出入りして盛んに議論を重ねたことで知られています。
 
パリにある「カフェ・ド・フォア」は、フランス革命のきっかけともなったカミーユ・デムーランも常連で、しばしば演説を行っていたとのことです。

世界の歴史を動かした多くの人物の傍らには、常にコーヒーが存在していました。
 
そう、コーヒーは人々に大きなエネルギーを与えてきた飲み物なのです。
その力を現代において有効に使わない手はありません。
 
会社の午後の会議。
 
昼食後のリラックスムードで睡魔と闘いながら行う会議ほど非効率なものはありません。
 
いっそ外に出て、コーヒーを片手に議論を行うのはいかがでしょうか?
コーヒーはもちろんスペシャルティーコーヒーで。
 
毎回違うコーヒーを選ぶことで、「おっ、今日のコーヒーはいいね」などと、コミュニケーションのきっかけになるかもしれません。
 
眠い午後の会議も、コーヒーの覚醒作用でシャキッとした頭なら効率よく進むこと間違いなし。
 
どうも日本では、飲食は休憩中にするものという風潮が根強いですが、効率を最大限に考えたら、仕事中にこそ飲食を取り入れたほうが良い場合が多い。
 
そして、コーヒーは間違いなく仕事効率を上げる強力なビジネスツールとなることでしょう。
 
今日は、仕事にコーヒーを生かしましょうという事で、ひとつ提案をしてみました。
 
それでは!