コーヒーと健康


コーヒーの健康効果とか色々取り沙汰されていますが、結局のところ、消費者は自分の好み(お財布事情を含め)でコーヒーを選べば良いと思う、というのが私の見解です。

歴史的に見ても、コーヒーは飲用すべきかそうでないかは、度々取りざたされて大きな論争を繰り返してきました。

イスラム社会では、コーヒーはイスラム法で禁止すべきという動きが起こったり、それを時のスルタンがやめさせる(スルタンは大のコーヒー好きだったらしい)なんてことも過去に起こっています。

私が子供のころは、苦い飲み物(要はコーヒー)は体に悪い、なんて言われていましたが、今思うと全く根拠のない噂だったようです。

最近では、コーヒーは健康飲料として注目を集めていますね。

先日、某テレビ番組でもコーヒーの健康への効果についてとりあげられていまいしたが、別に新しい情報でも無いし、誰しもが健康になるわけではありません。

とりわけ、がんに対する効果が積極的に取り上げられているように思います。
これは、大規模な統計調査(コホート)の中間結果から有意差が表れていることの結果ですが、例えば子宮がんに対してコーヒーを毎日飲み続けた時の効果は、子宮ガンを回避できる確率は統計的には300人に1人程度です。有意差はありますがその程度です。

コーヒーの効果で確実に言えることは、カフェインによる覚醒作用ですね。眠気覚ましにコーヒーは有効であると。でもそれ以外の効果を狙ってコーヒーを飲むというのは、本末転倒というもの(と自分は考えています)です。

あくまでも嗜好品としてコーヒーは楽しみたいものですね。。

なので、個人的には健康効果よりも、味についてもっと議論したいですねぇ。もちろん健康効果について聞いてくれても構いません。一応勉強しているので、知っていることにはお答えできます。
 
最近、コーヒーを飲むと健康になれるか、という質問をちらほら受けるので、自分の見解を改めてここに書きました。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする