コーヒーが美味しくない・・・?


「コーヒーが美味しくないんだけれど。」
 
どういった状況かにもよりますがそういったシチュエーションが私はしばしばあります。
 
私の場合は、家の外で飲むコーヒーの場合がほとんどですが。(^^;
自分の焙煎するコーヒーでは、美味しくないことなんて滅多にありません。
 
美味しくなるように、豆を選び、焙煎にも気を使っているのですから、当然です。
 
ここで言いたいのは、
「貴方が、コーヒーを美味しくないと思う原因は豆にあるのでは?」
ということです。
 
自分で淹れるコーヒーでも、外で入れてもらうコーヒーでも、豆そのものに問題があって美味しくない場合がほとんどです。
たとえ自家焙煎店でも、美味しくない豆を提供しているところは、それこそいくらでもあります。
 
逆に、貴方が美味しくないと感じるコーヒーを、「美味しい」と感じる人も多くいるというのも、また事実です。
例えば、現在は少なくなった「シガーバー」で出されるコーヒーは、渋みを多く含む傾向にあります。
 
煙草を吸う人はの多くは、苦みや渋みを好む傾向にあります(自分の個人的な感想ですので、あくまで(^^;)。
最近自分が体験した例ですが、知り合いに
「あそこのお店は、レベル高いから行ってみなよ」
と勧められたカフェ(タバコOKなお店)のコーヒーは、私にはダメでした。
 
焙煎の段階で、渋みが抜けていないのが明らかな味。。。
それでも、そのお店はずっと続いていますし、今後も続けていけるでしょう。
  
コーヒーの風味は、焙煎によってコントロールできますが、コモディティーコーヒーを使って焙煎している限り、
「最高に美味しくて、誰もが納得するコーヒー」
を作ることは不可能です。
 
何が言いたいかというと、コーヒーが美味しくないと思ったら、まずはお店を替えましょう。
スーパーのコーヒーなんて買ってはダメです。
スーパーに、有名な自家焙煎店の名前のコーヒーが置いてあるのも見かけますが、たいていはスーパーのレベル(価格帯)に
品質を合わせた粗悪品です。
 
有名自家焙煎店のコーヒーは、有名自家焙煎店で直接買わないと、その店本来の、美味しい(であろう)コーヒーは飲めません。
 
美味しくないコーヒーを「抽出で何とかならないか?」という質問を受けることが良くありますが、
たいていの場合私は、
「なりません」
と回答しています。
 
美味しくないコーヒーを美味しくするためには、美味しいコーヒーを熟知して、職人技を駆使して抽出する必要がありますが、
たいていの場合は、
「安いコーヒーで(楽に)何とかやりくりしたい」
ということがほとんど(というかすべて)なんですよですね。
 
ということで、美味しいコーヒーを淹れるのに裏技なんてありません、というお話でした。
美味しいコーヒーが飲みたかったら、美味しい(品質の良い)焙煎豆が必要です。
 
逆に、品質がしっかりした焙煎豆を使っているならば、抽出が少しくらい雑でも十分に美味しいコーヒーを淹れることができます。

今日の格言は、

「コーヒーの味に納得できなければ、まず豆を替えるべし」

でした。
それでは!


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