コーヒー 好みの味は?


コーヒーのシェードにもなる、バナナの木
 
前回までは、如何にコーヒーを美味しくなるように淹れるか?について解説してきました。
 
今回は、その「美味しいコーヒー」について考えてみたいと思います。。
 
〇やっぱり人気の「深煎りコーヒー」
 
私のショップからコーヒーを買っていかれる方の8割は、深煎りの豆を選択します。
 
実は、私がコーヒーを販売した当初は、浅煎りの酸味の利いたコーヒー豆、マイルドな中程度の焙煎の豆、そしてビターテイストな深煎り豆の3種類を扱っていました。
 
現在では、深煎り8割、残り2割は浅煎りです。
 
中程度の焙煎豆(コロンビア、ブラジル)は販売を止めたわけではないのですが、(コロンビアしか買わない)特定のお客様以外は全然興味を示してくれません(^^ゞ
 
インターネットだけでの販売ですので、特定の好みを探して、こだわっているお客様が多く、気に入っていただけたコーヒー以外には全く興味を示してくれない傾向があります。

いきなり、話題からそれました・・・
 
コーヒーと言えば深煎りの風味を思い浮かべるという方は多いと思います。
 
日本に従来からあるコーヒーは、「浅煎りでは美味しくなかった」コーヒーがほとんどでしたから、スペシャルティーコーヒーのに造詣のある方や、若いころからスペシャルティーコーヒーの味を覚えてきた(要は親が前衛的な)方でないと、なかなか酸味の利いた浅煎りのコーヒーを選択しようとは思わないのかもしれません。
 
それに加えて、日本人は酸味が苦手な人が多いですよね。。。
 
ちなみに私は、酸味にはかなり強く、コーヒーも酸味の利いたコーヒーが好きです。
ですが、自宅にあるのは販売用のコーヒーの残り物なので、深煎りばかり。。。
 
勿体ないので飲んでいます。
 
自分の好みがわからないという方、まずは深煎りのコーヒーを飲んでみましょう。
 
それで満足できればよし、もし満足できなければ浅煎りのコーヒーにもチャレンジしてみれば良いと思います。
 
自家焙煎店のブレンドコーヒーにチャレンジするのも良いでしょう。
 
その場合は、お店の人にどんなコンセプトのコーヒーなのか、酸味のコーヒーなのか、苦みのコーヒーなのか確認しましょう。
 
複数のブレンドがある場合は、酸味の強いコーヒーから味を確認すると良いと思います。
 
おや? さっきは深煎りからと言ったのに何故? と思った方もいるかと思います。
 
先に述べたのは、自分で買ってきて家で淹れて飲む場合を想定しています。
その場合は、立て続けに何杯も淹れて飲みませんよね?
 
ですので、異なるコーヒーを飲むのは、異なる日であるとおもいます。

それに対して、自家焙煎店での試飲は、短時間に何杯も飲むことになります。
そういった場合は、一番先に深煎りのコーヒーを飲んでしまうと、味が強くて舌がコーヒーの味で麻痺してしまい。その後に飲むコーヒーが軽く感じられる傾向があります。
 
後半に酸味の強いコーヒーを飲んでも、酸味のバランスが良く判らなくなってしまう事も。。。 
 
ですので、舌がコーヒーになじんでいない状態で、酸味のあるコーヒーを頂きましょう。
 
一番最初は、結構酸味を感じると思います。
 
しかし、数口飲むと酸味以外の味も感じて、酸味が弱くなるように感じると思います。
 
コーヒーの風味は、2口、3口と飲み進めるごとに刻一刻と変化していくものなのです。
 
その変化の中に、自分の気に入る風味を見つけられたらラッキーです。
 
このような味の変化は、酸味の強い浅煎りのコーヒーに顕著にみられ、深煎りのコーヒーでは変化はあまり感じません。
 
ここに優劣はありません。どちらが良いかも、好みの問題です。
 
 お店で試飲するなら、酸味の強いコーヒーから、自分で買って試すなら、多くの人が美味しいと言う深煎りから、試してみると良いと思います。

 今日はこの位で・・・
 
それでは!


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする