新しいコーヒーの焙煎方法


新しい焙煎の方法を行ってみました。

以前にも試してみた「超高温焙煎」に近く、焙煎初期から高火力にして短時間で焙煎を進めていく方法です。
もっとも、この方法はオリジナルと言うわけではなく、先日の「SCAJ2015」のコンテストで紹介されていた、浅煎りの焙煎方法を参考に、自分の焙煎機に合うようにアレンジしたものです。

どのような方法かと言うと・・・
・豆投入からターニングポイント(中点)までは通常通り(中点温度:105℃)
・中点を過ぎたら一気に火力アップ(80%~ほぼ最大)してダンパーも解放。短時間で水分抜きを通過
・本焙煎の途中、一ハゼのかなり手前で火力を落とし、キャラメル化の促進を図る
・そのまま一ハゼを迎え、火力を落としたまま一ハゼ後1分半~2分保持。香りの成長を促進させる(ディベロップメント)
・煎り止め(大体215℃より手前で終了)

焙煎時間はトータルで11分弱、ミディアムローストになります。

この方法は、豆の品質がかなり高くないと、エグ味ばっかり強調される気がしますが、スペシャルティーコーヒーならば、キャラメル風味と綺麗な酸味が楽しめる仕上がりになります。

この方法に限らないのですが、自分の焙煎方法では、焙煎初期からかなりの強火で進めていく方法が非常に多くなりました。

敢えて生焼けの状態を残し、その中に新しい旨みを見出す。
自分の焙煎ではこのようなことを心がけて、強火を多用するようになったのですが、先端の焙煎を行っているロースターたちは、すでに同じことを実践していました。
コーヒーの焙煎も、すでに新しい時代が到来している気がします。


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