Java Robsta


コーヒーは、植物学上はアカネ科コフィア属に分類されます。
コフィア属には100種類近くの同属があるとのことですが、その中でたったの3種類

●コフィア・アラビカ
●コフィア・カネフォラ
●コフィア・リベリカ

上記3種類のみがコーヒーとして飲用されています。
一番おなじみなのはアラビカコーヒー。
風味が良く、生産されるコーヒーの7割がアラビカコーヒーと言われています。

今回紹介するコーヒーは「ジャバ・ロブスタ」と言って、カネフォラ種に属します。
カネフォラ種には他に、コニロン、グァリニという仲間がいますが、生産量は世界的には少ないです。
アラビカ種に比べると風味が弱く、苦みとコクのコーヒーです。
ストレートで飲むことは少なく、エスプレッソやアイスコーヒーの苦みとコクを出すのに使います。
アクセントとして活躍する場合の多いコーヒーです。

ジャバ・ロブスタ
正式にはWIB-1という品種名ですが、インドネシアで生産されています。
インドネシアのコーヒーは「マンデリン」というアラビカ種のコーヒーが非常に有名ですが、インドネシア全体では圧倒的にロブスタ種のほうが生産量が多いです。

ロブスタ種は環境に適応しやすく、病害虫に強いという性質があるため、比較的簡単に育てることができます。
一方のアラビカ種は栽培環境が限られ、病害虫に弱いため、栽培にはノウハウが必要です。

ロブスタ種を大量に輸入する国があります。
それは日本。
価格が非常に安いため、主に缶コーヒーなど工業用コーヒーの材料に使われます。

気になるお味ですが、きちんと焙煎したロブスタは適度な苦みとコクがあって結構おいしいです。
僕は好きです。

実は今回、とある甘味と合わせるコーヒーを探していて、ロブスタに白羽の矢を立てたのです。
その甘味との相性は・・・残念ながら甘味のクセが勝ってしまって、ロブスタの良い所が殺されてしまうという残念な結果でした。
コーヒーと食材の相性めぐり、なかなかベストマッチは見つからないものですが、ロブスタと相性の良い食材は結構ありそうな気がします。

苦みとコクが主体のロブスタ種を焙煎しました。 深煎りのコーヒーが好きな人なら、気に入ると思います。

苦みとコクが主体のロブスタ種を焙煎しました。
深煎りのコーヒーが好きな人なら、気に入ると思います。


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