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CAFE LUA CHEIA マンデリン トバコ スペシャルティー コーヒー豆 200g 深煎 自家焙煎 (豆のまま)
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マンデリンというコーヒーは「インドネシア・スマトラ産」のアラビカ種のコーヒーを指して言います。
ただし、アラビカ種といってもすべて同じ品質ではなく、コマーシャルコーヒーとスペシャルティーコーヒーでは品質に大きな差があります。
自分が思う「マンデリンらしい」風味は、はっきりと申し上げてスペシャルティーコーヒーでないと感じることはできません。
是非、マンデリンをお求めの際は「スペシャルティーコーヒー」かどうかをチェックすることをお勧めいたします。
確認方法ですが、一番確実なのは店員さんに聞いてみることです。
もし、あいまいな返事が返ってくるようでしたらスペシャルティーコーヒーではないと思って間違いないです(笑)
基本的に、スペシャルティーコーヒーは認証システムでもなく、表示に何らかの規制があるわけでもない、美味しさの指標のようなものですので、印刷で書いてあるものはあんまり信用しない方が良いです。
自分で扱っていて言うのも何ですが(;^_^A
一番いいのは信頼できる自家焙煎店で話を伺って、試飲させてもらって、気に入ったら購入するというのが理想的かなと思います。
私の場合、残念ながら通販オンリーで扱っていますので、ご近所さんなら試飲対応できますが、それ以外の方は一度お買い求めいただくしかありません(;^_^A
もちろん、味に自信があるから販売しているので、好みの差こそあれ、美味しいことはお約束いたします。
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前置きが長くなりましたが、トバコがなぜ「元祖マンデリン」なのか、そのお話をしようと思います。
冒頭でも申しましたが、マンデリンとはインドネシア・スマトラ島で生産されるアラビカ種コーヒーの「総称」です。
品質には差があって、安いコマーシャル(コモディティ)コーヒーから、スペシャルティーコーヒーまで、幅広くあります。
インドネシアのコーヒー栽培の歴史は古く、17世紀にインド経由でコーヒーが持ち込まれ栽培が始まりました。コーヒー栽培は一大産業となりましたが、19世紀に「さび病」という伝染病が蔓延し、コーヒーは全滅してしまいます。その後、さび病に強い「ロブスタ種」の栽培が始まり、現在のインドネシアコーヒーの90%は「ロブスタ種」です。
スマトラ島においても生産のほとんどはロブスタ種に代わりました。しかしスマトラ島北部、「トバ湖」周辺の高原地帯リントンから少し南のマンデリンに、わずかにアラビカ種のコーヒーを栽培し守り続けている少数民族がいました。それがマンデリン族です。
マンデリン族は、スマトラ北部に住む「バタック人」の一部族ですが、スマトラ北部に僅かに残っていたアラビカ種を再び生産可能な規模に発展させるのに貢献したということで、コーヒーの名前になっています。
記事先頭の湖の写真が、トバ湖です。
ただし、トバコの名がつくコーヒーにも良し悪しがあります。
今回扱うマンデリン・トバコは、アラビカ種の中でも特に古い品種「ティピカ」を栽培している畑、標高1200m以上のトバ湖南岸のLINTONG(リントン)地区の豆にこだわって買い付けられたものです。
「昔ながらのマンデリン」の香りと苦味・コク、そして重厚なアフターテイストを守った逸品です。
最近、私のコーヒーの謳い文句には「古き良き」という言葉が多く出てきます。
以前の、コーヒーがそれほど流行っていなかった時代は、品質の良いものは本当に良かったのですが、コーヒー人気が世界的に高まるにつれ、「アラビカ種ならマンデリンと名乗って大丈夫」という抜け穴に付け込んで、品質の悪いマンデリンが世界中に広まってしまいました。
確かにお手軽価格で飲めるのかもしれませんが、本当に良いものは生産に手間がかかるのです。
それが価格に反映しているということをぜひご理解いただきたいです。
一度ご賞味いただければと思います。