「 2017年05月 」一覧

酸味の美味しいコーヒーを作りたい – 焙煎検討 –


「自分の好みの味を作りだしたい。」
 
私がコーヒーの焙煎を始めた理由です。
 
その考えは、焙煎を続けて5年たった今、徐々に変化しています。
 
今は、
「自分好みの味を見つけたい」
 
こう言ったほうが、自分の思いに近いかもしれません。
 
美味しいコーヒー豆があって、そのコーヒー豆を焙煎したら、素敵な感じで自分の好みに合う味になった。
 
これが理想的です。
 
昨日から新しいコーヒー豆の焙煎検討を行っています。
 
 
焙煎はミディアムロースト。
酸味が強く出るコーヒーです。
この焙煎度で美味しいコーヒーって言っても、正直好みがすごく分かれるんですよね。
色々な自家焙煎店のミディアム~ハイローストのコーヒーを飲んできましたが、自分の好みとなると少し物足りない。
 
ということで、完全に自分の好みで仕上げています。
 
 

 
今回はケニアコーヒー3種類、エチオピアコーヒー1種類を焙煎しました。
自分の好みといいつつも、豆によって出てくる風味は結構変わります。
同じケニヤという国の豆でも、地域が異なれば風味も異なります。
 
日本の、お米が産地によって違うのと同じですね。
 
この中から自分が「これは美味しい!」と思ったものが商品ラインナップになります。
 
自分の場合ですが、「これは売れるかも」という考えで味を作るより、「これは自分好みかも」という考えで味を作ることの方が圧倒的に多いですね(;^_^A

自分が納得できるものをお届けしたい、それが自分の信条です。



美味しく手軽にコーヒーを入れる方法


〇理想的なコーヒータイムを満喫できれば最高。でも・・・

基本的に自分の考える「最も理想的なコーヒー」とは
・コーヒー豆の品質にこだわる
・淹れる道具にこだわる
・淹れる過程から楽しむ
・ゆっくりと時間をかけて味と余韻を楽しむ

以上をすべて満たすものですが、休日の休憩時のように時間が取れるならともかく、平日となるとなかなかこんなことやっていられないというのが現状だと思います。
 
できることなら、サッと手間をかけずにコーヒーを淹れて、片付けも手間をかけずにできるなら毎日でもコーヒーを飲みたい、そんな要望も少なからず聞きます。
 
そこで、できる限り簡単にコーヒーを楽しむ方法を検討してみたいと思います。

〇こだわらなければ、簡単に実現可能・・・
 
単にコーヒーを飲めれば良いという事なら、

「缶コーヒーを飲む」
「インスタントコーヒーを淹れる」

で、忙しい時にもコーヒーを飲むという行為自体は簡単に実現できてしまいます。
しかし・・・

「コーヒーの自家焙煎店が、レギュラーコーヒーを使わないなんて」
 
まあ、それが本当に美味しければ(インスタントでも)良いわけなのですが、やっぱりおいしいコーヒーを飲みたい。
そこは捨てるべきではないこだわりというものです。
 
ということで
・コーヒー豆の品質にはこだわる

これは残します。
それ以外は妥協・・・

ではお手軽にコーヒーを淹れるにはどうしたらよいのでしょうか?
 
〇ドリッパーを簡易タイプにして、カップに直接注ぐ
 
コーヒー豆はこだわるので、それ以外をとことん簡単にすれば良いと思います。
自分が良いと思うのは、簡易タイプのドリッパー。各コーヒーメーカーからいろいろ出ているので、好きなのを選べばよいと思いますが、手間をなるべく省くという意味ではペーパードリップタイプのものが良いと思います。
 
〇仕事場では使い捨てタイプが良い
 
オフィスでも手軽にコーヒーを飲みたいと思う方も多いと思います。
仕事中なので手間は最小限にしたいですよね。

こんな時便利なのが、使い捨てタイプのドリップフィルター
一番良いと思うのは「スマートドリップフィルター」と呼ばれるものです。

これです↓

 
100均にも使い捨てフィルター売っていますが、正直言ってお勧めしません。

何が違うかって?
フィルターの形状が違います。
「スマートドリップフィルター」は円錐状で口が大きいので、粉を入れやすいんですよ。

バッグ状の形のフィルターでは、入れるのに結構コツが必要で、忙しい時の片手間に入れるはずのコーヒーが、逆にストレスになりかねません。

それに、上に広がっているので、たくさん粉を入れてお湯を注いでも結構大丈夫です。
ドリップバッグで濃い目のコーヒーを作るなら、「スマートドリップフィルター」一択です。

粉を入れたら、あとはお湯を注ぐだけ。
最近のポットは湯温を90度に設定できたりするので、温度設定機能があるなら是非湯温は90度にしましょう。

携帯できるコーヒーフィルターがあれば、実はレギュラーコーヒーもお手軽に淹れられます。

じっくり淹れる楽しみと、お手軽に入れる楽しみ。
両方満喫して、楽しいコーヒーライフを送ってみてはいかがでしょうか。

それでは!



焙煎機にアフターバーナーを付けてみた


ゴールデンウィークも終わりですね。
 
連休中はいかがお過ごしでしたか?
 
かくいう自分は、連休初日に出かけたらその後風邪を引いてしまって、比較的おとなしく過ごしていました。
と言いつつも、コーヒーの注文はそれなりにこなし、かねてからの課題だった、煙対策を焙煎機に施しました。
 
「アフターバーナー作成!」

※アフターバーナーとは?
焙煎機から出る煙を除去するための装置で、煙を燃焼させて除去します。
メインの装置の後ろ(アフター)につけるバーナーなので「アフターバーナー」と言います。
 
自作しましたよ。ええ(笑)


 
こんな感じです。
一見しただけでは、さっぱりわかりませんね(;^_^A
 
左側が焙煎機で、最初のダクトは焙煎機からサイクロンにつながっています。
 
サイクロンの上から伸びたダクトが、アフターバーナーにつながっています。
 
次の画像は、アフターバーナーを取り付ける前に動作確認した時の様子です。
 

 
もうちょっと拡大した絵がこちら↓
 

 
もうお分かりかと思いますが、これは煙突のTジョイントですw
中にステンレスたわしを入れ、下からカセットコンロで炎を当てて赤熱させ、その隙間を煙が通るときに燃焼させて煙を除去しよう、という目論見です。
 
では、実際の効果はどんなものか、検証動画がありますのでご覧ください

 
完璧とはいきませんが、一応の効果はありました。
こんな簡単なもので煙除去できてしまったら、もっと安価なアフターバーナーできていてもおかしくありませんね。
とりあえず、自分の所有する焙煎機の規模だったらこれで十分です。
 
これまで、ずいぶん煙たい思いをしながら焙煎していましたが、早速有効活用して、煙のない焙煎生活を送っています。
 
※警告:
今回の作り方では防爆仕様にはなりませんので、そのまま薪ストーブや焙煎機の煙突に使うことはできません。
万一粉塵爆発が起こったら、煙突が吹き飛びます(-_-;)
  
マネして作ろうと思わないでくださいね。
万一、作るなという警告を無視してこの方法をマネして、事故を起こしても、当方は一切責任を持てませんのであしからず。